国見vs.筑陽学園

今日の国見の試合を観て、ドイツ代表の試合を観ているような感じがした。
戦術がどうこうというのでなく、個々の選手の基礎能力が高い。全国高校選手権に出てくるチームには、大抵、突出した能力を誇る選手が1〜2名はいるもので、国見の場合も、平山とか、兵藤とかは超高校級の選手なのだが、その他の選手のスキルが非常にしっかりしている。迅速かつ的確な判断力、卓越したボディバランス、90分間走りつづけるだけの豊富な体力。
まるで、2002年W杯の時のドイツ代表を観ているようだ。中心選手の怪我が相次ぎ、誰も優勝候補に挙げなかったドイツだったが、クローゼという新しいスターの出現と、個々の選手の基礎的能力の高さとで、決勝まで勝ち進んだドイツだった。
近年の国見は、個々の選手のスキルの高さは、他の高校を圧倒していると思う。まさに王者の名に値するチームだと思う。