日本vs.韓国

終戦。アジアの出場枠を争うと想定されていた2チーム。結果は日本のストレート勝ち。内容は、互いにサーブミスの繰り返し。はっきりいって両チームとも出来は悪かった。ただ、日本は、甲斐祐之の調子が良かったのと、サーブミスは多かったけど、入った時は韓国のサーブレシーブを崩していたため、ブロックが多く決まっていたことなど、いい点もあった。それに対し韓国は全くといっていいほどいいところがなかった。これにホームアドバンテージが加われば勝つのは必然であって、今日の韓国の出来なら、セットあたり20点も与えてはダメだ。これを有終の美としてはいけないと思う。
山本隆弘は完全に調子を崩していて、スパイクはもちろんのこと、サーブのフォームもおかしかった。
バレーボールに限らず、スポーツ全般における基本的なことなんだけど、自分がいいプレーをした時とか、味方がいいプレーをした時は、もっと、心の底から声を出して喜びを表現して欲しい。特に、得点、失点の度にプレーが細かく途切れるバレーボールの場合、いい流れを繋ぐため、悪い流れを断ち切るために、プレー間の時間の使い方がとても重要となってくる。互いに声を出すことで、味方を鼓舞し、チームの気持ちが一つになるのはもちろん、いい意味で体の力が抜けるので、多分ミスは少なくなる筈だ。
流れが悪い時でも、自分達で断ち切って、ペースを取り戻せるチームは真に強いチームといえるけど、今回の全日本男子は、それ以前に、いい流れを繋ぐことが出来なかった。ポテンシャルを秘めていたことはよくわかるけど、最後まで秘めたままだった。オリンピック出場権をまたしても逃してしまって、とても残念だけど、当然の結果だったのだと思う。次に向けての4年は、決して長い時間ではないと思う。

//sportsnavi.yahoo.co.jp/other/headlines/volley/20040530-00020512-jij-spo.html">日本、韓国にストレート勝ち=豪が五輪出場権獲得−男子バレー:日本も韓国も中国も出場権は取れず。