スティーブン・スティルスを聴く

ねえねえ、知ってる?昔、スティーブン・スティルスって、凄いギタリストがいたんだよ。
……今もいる。
ニール・ヤングを紹介したので、若い頃のニール・ヤングの良きライバルであったスティーブン・スティルスも紹介。

ティーブン・スティルスって誰?って人のために、簡単に紹介すると、バッファロー・スプリングフィールドという伝説のロックバンドの中心的存在だった人で、バンド空中分解後、CSN、CSN&Yというスーパーグループに参加して、一躍脚光を浴びた人。ボーカル、ギターの他、ピアノも弾きこなし、作詞作曲もできるという多彩な才能をみせた。ニール・ヤングという触媒に触れると、120%に増量される。

曲目

  1. Wooden Ships
  2. Four Days Gone
  3. Jet Set (Sigh) /Rocky Mountain Way/Jet Set (Sigh)
  4. Special Care
  5. Change Partners
  6. Crossroads/You Can't Catch Me
  7. Everybody's Talkin' at Me
  8. 4 + 20
  9. Word Game

前半1〜4がエレクトリックバンド、後半5〜9がアコースティックギター一本での弾き語り。CSN時代の人気曲である1や、2作目のソロアルバムの冒頭を飾った5、クリームのライブ演奏で有名なロバート・ジョンスンの6など、なかなか聴き所は多い。
特に前半のエレクトリックバンドは、ソロ名義ながら、ワンマンバンドになりさがっていなくて、セカンドギターのドニー・ディカスやキーボード奏者のジェリー・アイエロが大々的にフューチャーされており、リラックスした雰囲気の中で各メンバーが好演を聴かせてくれる。
一方、アコースティックの方では、繊細なギターワークをじっくり聴かせてくれる。
個人的に大好きなのはバッファロー・スプリングフィールド時代に書かれた2、4、フレッド・ニール作の7。7はタイトルは知らなくても曲を聴けば、聴いたことがあると感じる人が多いんじゃないかな。7に関しては、渋いボーカルの裏での伴奏のギターに注目。
はっきりいって、ギターの技術だけを比較すると、ニール・ヤングは足元にも及ばない。でも、なぜか、ニール・ヤングは今も常にロックの中心で精力的に活動し、一方、スティルスの方は半分引退しているような状態。