ヴェルヴェット・アンダーグラウンドを聴く
- White Light/White Heat(ASIN:B000002G7E)
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの最高傑作だという人もいるけど、それは、正直いって、バナナ*1を安易に褒め称える風潮への反発なのではないかと思います*2。
確信を持っていえるのは、聴くと不快になるということで、ただ、私の場合は、不快感を通り越して、恍惚としてしまったり。アルコールと一緒に摂取すると、結構危険な気がします。
まあ、ちょっとジャムっただけで警察に踏み込まれるような方々なので、他人と一緒の時は、聴かないほうがいいと思いますね。
- 曲目
- White Light/White Heat
- The Gift
- Lady Godiva's Operation
- Here She Comes Now
- I Heard Her Call My Name
- Sister Ray
曲の解説
- Lady Godiva's Operation
- 性転換手術の話らしい。曲の後半部で挿入されるルー・リードのボーカルが実に効果的で、脳味噌が彼岸と此岸を行ったり来たりする。ふと我に返ると、死んでた、みたいな。余談だけど、この曲を聴いた所為で、GODIVAの袋を持った女性を見かけると、気分が悪くなるようになってしまった。
- I Heard Her Call My Name
- ルー・リードが無茶苦茶ギターソロを展開するんだけど、なぜか印象に残らない。印象に残るのは、
I Heard Her Call My Name
と繰り返されるバックコーラスと、スターリング・モリスンのジャンジャカジャン。モー・タッカーは親の敵のようにドラムを叩きまくる。後味は意外にすっきりしている(?)。 - Sister Ray
- ほとんど聴き取り不能のボーカルに続いて、最初にスターリング・モリスンがギターソロを演るんですが、これが、なんか禁断症状*3で喉を掻き毟りたくなるような感じで、続いて、ボーカルを挟んで、今度はジョン・ケイルのオルガンなんですけど、これが、血管の隅々まで行き渡った*4みたいな高揚感で、再びボーカルを挟んで、ルー・リードのギターなんですけど、これが、体の中に変な蟲がいて、制御不能な感じで、後は三つ巴。要するに、何がいいたいかというと、スターリング・モリスン大好き。