ヴェルヴェット・アンダーグラウンドを聴く

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの最高傑作だという人もいるけど、それは、正直いって、バナナ*1を安易に褒め称える風潮への反発なのではないかと思います*2
確信を持っていえるのは、聴くと不快になるということで、ただ、私の場合は、不快感を通り越して、恍惚としてしまったり。アルコールと一緒に摂取すると、結構危険な気がします。
まあ、ちょっとジャムっただけで警察に踏み込まれるような方々なので、他人と一緒の時は、聴かないほうがいいと思いますね。

  • 曲目
    1. White Light/White Heat
    2. The Gift
    3. Lady Godiva's Operation
    4. Here She Comes Now
    5. I Heard Her Call My Name
    6. Sister Ray

曲の解説

Lady Godiva's Operation
性転換手術の話らしい。曲の後半部で挿入されるルー・リードのボーカルが実に効果的で、脳味噌が彼岸と此岸を行ったり来たりする。ふと我に返ると、死んでた、みたいな。余談だけど、この曲を聴いた所為で、GODIVAの袋を持った女性を見かけると、気分が悪くなるようになってしまった。
I Heard Her Call My Name
ルー・リードが無茶苦茶ギターソロを展開するんだけど、なぜか印象に残らない。印象に残るのは、I Heard Her Call My Nameと繰り返されるバックコーラスと、スターリング・モリスンのジャンジャカジャン。モー・タッカーは親の敵のようにドラムを叩きまくる。後味は意外にすっきりしている(?)。
Sister Ray
ほとんど聴き取り不能のボーカルに続いて、最初にスターリング・モリスンがギターソロを演るんですが、これが、なんか禁断症状*3で喉を掻き毟りたくなるような感じで、続いて、ボーカルを挟んで、今度はジョン・ケイルのオルガンなんですけど、これが、血管の隅々まで行き渡った*4みたいな高揚感で、再びボーカルを挟んで、ルー・リードのギターなんですけど、これが、体の中に変な蟲がいて、制御不能な感じで、後は三つ巴。要するに、何がいいたいかというと、スターリング・モリスン大好き。

*1:ヴェルヴェッツの1stアルバムのことね

*2:もちろん、本当に2ndが好きで、最高傑作だという人もいるとは思うけど。

*3:何の?

*4:何が?